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Office Urbanism

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山代悟がプロジェクトに参加した先進的なワークスタイルを追求するオフィスのプロジェクトをまとめた書籍「JA50 : オフィス/アーバニズム Office Urbanism」が新建築社から出版されました。

山代はプロジェクトのなかでグローバルな企業が意思決定を下していくためのオフィスの姿のデザインを担当しました。

本書の中ではコラム「ワークプレイスとやわらかい建築」を執筆しています。


JA50 : オフィス/アーバニズム
新建築社
JA50号 2003年夏号
定価 2,500円 本体 2,381円

2003年,東京都心の大規模開発が相次いで完成を迎える.その影響もあって,東京における延床面積10,000・以上のオフィスビル年間供給量は史上最大になるという.今後,「近・新・大」を求めて企業のオフィス移転は急激に活発化し,その一方で,空き室を有するビルが大量に発生することは想像に難くない.もはやスペースを提供するだけでは,オフィスビルは成り立たなくなるだろう.また急速なITの発展に伴う,ワークスタイルの変化も大きい.たとえば離れた場所にいる者同士が同期・非同期にコミュニケートするユビキタス・ネットワーク時代においては,ワーカーは場所や組織にとらわれず,仕事を進めることができるようになるだろう.

不況を通して,企業もオフィスの利用価値を厳密に判断する傾向にある中,その効果を最大限に発揮できるような新たなタイプのワークプレイスが望まれている.

それは一体どのようなものであろうか.その問いにひとつの答えを提示しているのが,建築家,計画学者らを中心に各分野のエキスパートが集合したこのプロジェクトチームである.彼らが実現すべく提案したのは,建物だけにとどまらない.それは組織形態の変革や運営方法,ITのフル活用やツールの提案も包括的に含んだワークプレイスのあり方だった.また,それが表出する都市に対する可能性も模索している.それら複雑な要素が絡み合ってこのプロジェクトはでき上がっている.しかもヴォリュームは,まるで街を内包してしまうかのような規模である.

そこでは,旧来のピラミッド型の組織形態である部門単位のグループワークから,個人の能力とプロフェッショナリズムを基盤としたプロジェクトワークへの移行が必要であることを唱え,プロジェクト単位で所属とは無関係に人がフレキシブルに離合集散するフラットな組織づくりを促している.また,このプロジェクトを進めるチーム自体も同じようにフラットな組織からなることも興味深い.彼らが考えたワークプレイスは,はたしてどのようなものであったのか,ここに紹介する.

■エッセイ
なぜ今オフィスなのか 仲隆介
ワークプレイスの現在 松成和夫
オフィスアーバニズム宣言 阿部仁史,本江正茂
メガフロアの5原則 阿部仁史,本江正茂,千葉学,曽我部昌史,小野田泰明

■トピック
都市と均質空間 千葉学
ビルディングタイプ以降の建築 曽我部昌史
矛盾と素材とインテグレーション 太田浩史
ワークプレイスとやわらかい建築 山代悟
空間化されるディスプレイ コラボレーションのために 本江正茂
オフィス環境とIT,セキュリティの現在 森田秀之
メガフロアの上のバタフライ 小野田泰明
オフィスシティ ブルース・マウ・デザイン

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