東京の都市部において、木造の場合は耐火要件を満たすために柱や梁を多い隠したり(イ準耐)、構造上必要な寸法よりも大きく(燃え代設計)する必要があるが、「西ヶ原の家」では外壁を耐火構造とし、生活空間に木の表情が自然な形で現れるロ準耐火一号を採用 している。鉄骨造やRC造と異なり、時間が経つにつれて表情が変わっていく構造は建築と住まい手を近づけることに成功していると考えている。

また、外壁に石こうボードを内外に2枚ずつ(計4枚)、耐火性能を上げる為につなぎ目を無くすよう、千鳥状に貼っていくことで、遮音性・気密性・断熱性を高くしている。高品質な住環境を持つ都市型木造住宅のプロトタイプである。
 

西ヶ原の家

  • 建築設計:山代悟+ビルディングランドスケープ
  • 構造設計:木下洋介構造設計室
  • 設計期間:2016年4月~2017年8月
  • 施工期間:2017年9月~2018年2月
  • 施工:くらし工房大和
  • 主要用途:専用住宅
  • 所在地:東京都北区
  • 構造:木造
  • 規模:地上3階
  • 敷地面積:76.81㎡
  • 建築面積:45.12㎡
  • 延床面積:126.27㎡
  • 撮影:新良太