甲佐町住まいの復興拠点施設整備事業
2017年くまもとアートポリス主催による「甲佐町住まいの復興拠点施設整備設計に係る公募型プロポーザル」により設計者が応募された。
芝浦工業大学建築学部建築学科プロジェクトデザイン研究室で山代と共に研究室を運営する建築家の岡野道子氏とプロポーザルを取り組み、応募総数24件の中から1次審査を通過した5案の中に入り、最優秀賞を取り設計者として選定された。
それぞれ「災害公営住宅・みんなの家」「子育て支援住宅」「防災公園」の3事業からなり、設計期間や施工期間はズレながら工事が進んだ。その間に復興拠点のシンボルとなるようなロゴの製作を甲佐町へ提案し2018年夏に野老朝雄氏とともにワークショップを行った。甲佐町の小学生たちと一緒に、人の形をしたヒトビットを1ピースとして組み合わせてロゴを考えた。それぞれの案を受け、野老氏が人と人がつながって新たな形が生まれることをイメージして考案された。
また熊本県の大学生が中心になって活動しているKASEIと芝浦工大の学生たちで家具作成ワークショップも行われた。夏の期間を利用してみんなの家で使用する家具が作られた。工事中や竣工後も継続的に建築やそこに住む人たちとの関わりを深めるような活動を展開された。また2019年11月に3期からなる事業全体の落成式が甲佐町主催により開催した。
甲佐町住まいの復興拠点施設整備事業
(撮影:新建築写真部)