甲佐町営甲佐団地+みんなの家

2016年4月に発生した熊本地震により仮設団地へ避難された方を対象とする災害公営住宅である。

全30戸+集会所としてのみんなの家が付随する。各住戸を均一的に並べるのではなく、相互の視線の重なりと甲佐町に吹く偏西風のシミュレーションを行う配置計画とし、さらに住民同士のコミュニケーションが盛んとなるような庭などを設けている。

1棟2戸となる住棟は平面的にズレた形となっているが、北西と南から吹く偏西風を中心の道から受け止めるウインドキャッチャーの役割を担う。平入り部分の外壁は杉羽目板の上に、3種類の色で保護塗装を行なっている。外構は甲佐町の雨量を考慮し、透水性舗装としている。また植栽も甲佐町の環境からエリアごとに春夏秋冬楽しめるように計画された。

 

甲佐町営甲佐団地+みんなの家

  • 建築設計:岡野道子・ビルディングランドスケープ・ライト設計 共同企業体
  • 構造設計:オーク構造設計
  • 設備設計:本田設計コンサルタント
  • 設計期間:2017年7月~同年12月
  • 施工期間:2018年4月~2019年3月
  • 施工:山王(建築)、ミヤデン(電気)、藤本水道(機械)
  • 主要用途:長屋+集会所
  • 所在地:熊本県上益城郡甲佐町
  • 構造:木造
  • 規模:地上一階
  • 敷地面積:7903.03㎡
  • 建築面積:129.48㎡(Aタイプ)、129.32㎡(Bタイプ)、63.62㎡(集会所)
  • 延床面積:129.48㎡(Aタイプ)、129.32㎡(Bタイプ)、61.92㎡(集会所)
  • 撮影:新良太